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肝臓がん予防でもワクチンが活躍










最近では、肝動脈塞栓法の治療を受けている患者さまに対して、抗がん剤を入れるためのチューブを利用し、そこから樹状細胞を注入するという方法が行われています。





また、肝臓がんに関しては、“がんを予防する”分野でもワクチンの有用性が分かってきました。


というのも、実は肝臓がんになる人の大多数がC型肝炎をもっています。つまり、C型肝炎にならなければ肝臓がんは防げる、あるいはC型肝炎が見つかった時点で適切な治療をすれば肝臓がんを予防できるわけです。C型肝炎のワクチンは、肝臓がんの予防においてとても重要であると言えます。


すでに国立感染症研究所を中心にC型肝炎のワクチンの開発が急速に進められています。C型肝炎のウイルスがワクチンで抑えられるようになると、肝臓がんになる患者さまそのものが減少していくはずです。


肝臓がんは予防も治療もワクチンで行うという時代が訪れつつあります。


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