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afliberceptを進行大腸癌のファーストラインとして投与してもPFSが延長できない可能性










aflibercept(VEGF Trap)を他剤治療歴
のない転移を有する大腸癌患者に
mFOLFOX6と併用で投与しても、
12カ月時点の無増悪生存率(PFS12)は
mFOLFOX6のみと比べて差がない可能性が示唆された。
もともと比較検証するデザインでは無かったが、
フェーズ2試験AFFIRMの結果示されたもの。
6月27日から30日までバルセロナで開催された
第14回世界消化器癌学会(WCGC2012)で、
スペインHospital de Sabadellの
Charles Pericay氏によって発表された。




 afliberceptは、血管内皮細胞増殖因子
(VEGF)を標的とする融合蛋白質で、
VEGF-AやVEGF-B、胎盤成長因子(P1GF)に、
通常の受容体よりも強い親和性があるとされている。




 AFFIRM試験は、未治療の転移を有する
大腸癌患者で臓器機能が十分なPS0-2の患者
をafliberceptとmFOLFOX6を併用する群
(aflibercept群)とmFOLFOX6のみの群
(FOLFOX群)に無作為に1対1に割り付けた。
aflibercept群には2週間おきにaflibercept
4mg/kgとmFOLFOX6レジメンの併用投与が行われ、
FOLFOX群には2週間おきにmFOLFOX6レジメンが行われた。
主要評価項目はPFS12、二次的目的はPFS、
S、RR、Safety、バイオマーカーの探索だった。




 2009年3月から2010年4月までに236人
(年齢中央値62.5歳、男性61%、PS0-1が97.5%、
術後補助療法を受けた患者が10.2%、
肝転移のみの患者が28.4%)がaflibercept群(119人)
とFOLFOX群(117人)に割り付けられた。
患者背景は両群で差はなかった。




 試験の結果、PFS12はaflibercept群が25.8%
(95%信頼区間:17.2-34.4)、FOLFOX群が
21.2%(同:12.2-30.0)だった。PFS中央値は
aflibercept群が8.48カ月(95%信頼区間:7.89-9.92)
とFOLFOX群が8.77カ月(同:7.62-9.27)だった。
奏効率はaflibercept群が49.1%(95%信頼区間:39.7-58.6)、
FOLFOX群が45.9%(同:36.4-55.7)だった。
全生存については、両群ともに死亡イベントが
43%未満で成熟したデータが限定されていた。




 FOLFOX群に比べてaflibercept群で5%超多く発現した
グレード3/4の副作用は高血圧、蛋白尿、好中球減少症、
感染症で、血管新生阻害剤でよくみられるものだった。
副作用のために投薬中止となったのは、
aflibercept群が31.1%、FOLFOX群が22.4%だった。
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