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血管新生阻害剤










血管新生阻害剤は、ベバシズマブという
名前の薬です。商品名はバスチンと言います。


これは、がんが血管を作ることを阻害する薬で、
いわば「がんを兵糧攻めにする」ことができる薬として
期待されています。


がん細胞が分裂、増殖するためには大量の
酸素や栄養が必要となります。


しかし、がん細胞は密集して成長していくために、周囲の酸素や栄養が不
足し、一部のがん細胞は死滅してしまいます。


そこで、がん組織は、酸素や栄養を補給する
腫瘍血管を新たに作りだして成長、増殖を続けようとします。


その腫瘍血管の成長に欠かせない
血管内皮増殖因子(VEGF)に結合して働き
を阻害するのが血管新生阻害剤です。





 ただし、がんを殺してしまって、
完治する薬ではありません。
2007年6月に認可された新しい薬ですが、
日本では、進行性の大腸がんにのみ使われています。


病状やがんの種類によっては使用できな
い場合があります。
また、ほかの抗がん剤と併用されます。


なお、次の人は使用について注意が必要です。
高血圧症、血を固まりにくくする薬を服用している方、
胃かいよう、脳こうそくや心筋こうそくなどの既往歴のある人です。


ベバシズマブはほかの抗がん剤と併用して投与されます。その時には次のよ
うな副作用があります。


 高血圧、鼻血などの出血、末梢神経症、
骨髄抑制、白血球の減少、食欲不振
 吐き気。



 血管新生とは 



 血管新生は、生体にとってなくてはならない
生理的な現象ですが、いろんな病気とも
密接に関係しています(病的な血管新生)。


 癌は、自分を栄養するために血管を造ります(腫瘍血管新生)。新しい血

 管ができると癌は加速度的に発育し(進行癌)、転移も生じます。

 腫瘍血管新生が制御できれば、癌との共存も可能となると考えられていま

 す。

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