一時期、ベータカロチンが、がんを含めて、
成人病の改善になるということ
で、もてはやされたことがありました。
ベータカロチンのレベルが高い人はがんになりにくく、
低い人はがんになりやすいというものです。
そこで、たばこを吸っている人や
アスベストにさらされた人など、肺がんに
なるリスクが非常に高い人たちにベータカロチンを錠剤
にして、毎日30mg服用してもらいました。
すると、意外と、ベータカロチンを投与
しなかった人よりも肺がんがかえっ
て増えてしまったということです。
このような経験で、ベータカロチンに限らず、
極端に何かをたくさんとりす
ぎるというのは、決してよいことではなく、
お勧めできないということになってしまいます。
本来、こういったものを「野菜」という食べ物でとれば、とりすぎることは
ないわけです。サプリメントは、あくまで補助的なものとして、基本は、自
然の食品からビタミンやミネラルを取るようにしたほうがいいということに
なります。
2012-10-09 11:51
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