良性腫瘍とは病理学的に悪性所見
を持たない腫瘍のことです。
発生したとしても命に関わることのない
腫瘍のことです。
増えるスピードは遅く、無限に増殖し
て大きくなることはありません。
転移もしません。治療せずにほうっておいても
問題ないことが多いです。
病理学的特徴としては、
良性腫瘍細胞は自律的な増殖
をしますものの、自らどこまでも
自律的に増殖できる環境を作って
いく能力をもたずに、発生した場で
増殖するだけで、栄養血管の不足
などそれ以上の増殖を許さない環境
が生じた場合は増殖を停止します。
周囲の組織を圧排しながら増殖し、
肉眼的にも顕微鏡的にも、周囲との境界
が明瞭な膨脹性増殖を示しますが、
転移や浸潤傾向を示しません。
発生母地の組織とあまり変わらない
(=類器官的 organoid な)組織構造を示す。
ポリープなどは、われわれが
よく耳にする代表的なものです。
ポリープとは、粘膜や皮膚から発生しする、
球状、またはキノコ状に突出したイボのようなものです。
体の色々な場所に発生しますが、
主に「のど(声帯)」や「胆のう」、
「胃」、「十二指腸」、「小腸」、「大腸」、の内側の粘膜(食べ物が触
れる内側の表面)に発生します。ポリープが発生する理由は
不明。1つポリープが発生したり、多数のポリープが発生したりすることもあります。
また、無数に粘膜面にくっついてできることもあり、このポリープを
「ポリポージス」といいます。
ポリープには、ほうっておいても消失してしまうものもありますが、がん
化、つまり癌(がん)になってしまうものもあります。
2012-09-05 10:59
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