PETはすばらしい検査方法ですが、弱点もありま
す。今日はそれについて解説します。
PETにも弱点がいくつかあります。そのひとつは空間分解能が悪いというこ
とです。3次元的にとらえるのが苦手でピントがずれたような画像になって
しまいます。
ですからPETの画像だけでは、異常が発見されてもピントが悪いために、具
体的に、どこにあるのか?はっきりとわからない場合があります。
そのため、PETの画像を分析する時にはCTやMRIといった、空間分解能のよい
画像と対比させて診断することが一般的となっています。
また、ガンでなくても、例えば肺炎なども同じような画像がでるため、がん
との区別が難しいものもあります。
さらに、PETでは診断が難しい、あるいはその有用性が低いガンがいくつか
あります。例えば胃がん・腎がん・尿管がん・膀胱がん・前立腺がん・肝細
胞がん・胆道がん・白血病などがあります。
なお、PETで使われる薬剤はブドウ糖であり、副作用はないとされていま
す。
2012-10-24 06:27
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