腫瘍周囲を内視鏡下でマーキングし、
腹腔鏡下に局所切除する新術式が注目を集めている。
この術式を使えば、これまで難しいとされてきた胃穹隆部や
十二指腸などの腫瘍も、低侵襲で確実に切除できる
がん研有明病院(東京都江東区)消化器外科医長の比企直樹氏らは
今年2月、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)では切除困難な、
胃穹隆部大彎にある6cm大の早期癌を腹腔鏡・
内視鏡合同胃局所切除術(laparoscopy endoscopy cooperative surgery:LECS)
で切除することに初めて成功したとGastric Cancer誌に報告
腹腔鏡・内視鏡の欠点を補う
LECSとは、ESDと腹腔鏡下手術を併用し、
腫瘍を正確に局所切除する手技(図1)。
消化器内科と外科の技術が合わさった「ハイブリッド手術」だ。
比企氏らは2006年にLECSを開発し、
良性の胃粘膜下腫瘍に6年間で100例近く実施。
早期胃癌への応用も検討していた。
2012-07-24 05:53
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